8月のFFS会と、「Microsoft 365連携の基盤となるOAuth 2.0とは」第1回

■FFS会@飯田橋

先日、FFS会を開催しました。今回も恒例の飯田橋での開催です。
今回の話題は盛りだくさんで、最近話題になっている詐欺チャットの話から、データセンターへ集約したことで得られるメリットと、逆にデータセンターで障害が発生した際の影響の大きさについての話題まで、さまざまなテーマで盛り上がりました。
また、季節柄ということもあり、夏らしく「霊感」にまつわる不思議な話も飛び出し、技術談義だけではない楽しい時間となりました。
毎回さまざまな話題が飛び交うFFS会ですが、次回はどんな話で盛り上がるのでしょうか。今から楽しみです。

■「Microsoft 365連携の基盤となるOAuth 2.0とは」第1回

それでは今月の技術コラムです。
今回はMicrosoft 365連携に欠かせない技術である「OAuth 2.0」について、全4回にわたって解説していきます。

第1回:なぜOAuth 2.0が必要なのか?

近年、多くの企業でMicrosoft 365をはじめとするクラウドサービスの活用が進んでいます。それに伴い、異なるシステム同士を連携し、業務を効率化する場面も増えてきました。
しかし、システム連携には大きな課題があります。
それは「どのように安全にアクセス権限を受け渡すか」という問題です。
以前は、システム連携のためにユーザーIDやパスワードを別のシステムに登録するケースもありました。しかし、この方法では情報漏えいのリスクが高まるほか、パスワード変更時の運用負荷も発生します。
そこで登場したのがOAuth 2.0です。
OAuth 2.0は、ユーザーのパスワードを共有することなく、必要な権限だけを安全に委任できる仕組みです。

例えば、「Microsoftでサインイン」や「Googleでログイン」といった機能では、OAuth 2.0をベースとした仕組みが利用されています。
具体的には、勤怠システムからMicrosoft 365の予定表を参照する場合、ユーザーのパスワードを勤怠システムに保存するのではなく、OAuth 2.0を利用して必要な権限だけを付与できます。
現在ではMicrosoft 365をはじめ、多くのクラウドサービスで採用されており、安全なシステム連携を実現するための標準技術となっています。

次回は、OAuth 2.0が実際にどのような仕組みで動いているのかを見ていきます。